【現在の展示】
・楠本涼写真展
   「もうひとつの連獅子」

     同時開催:喫茶スペース「貌 -bow-」
2020年2月8日(土) ~
 3月8日(日)  



【次回の展示】
・八木玲子写真展
     「 遠近 ochikochi 」
2020年3月19日(木) ~ 4月16日(木)

・針穴普及委員会作品展 vol.6
2020年4月22日(水) ~ 5月24日(日)

*展示は茶房珈琲人の営業に準じます。
*観賞は無料ですが、お一人様ワンオーダーお願いします。


*臨時で営業時間が変わる場合は、HP もしくは facebook ページでお知らせ致します。

https://www.facebook.com/saboukohibito/

​ ギャラリースペースについて

こカフェスペースとは別に設けられたギャラリースペース。主にアート作品の展示スペースとして使用いただけます。
展示ご希望の方は、お問い合わせフォームからタイトルを「展示希望」とし、展示内容及び連絡先等をご記入の上、送信してください。

    

 楠本 涼 写真展「もうひとつの連獅子」

楠本 涼 写真集「連師子/Renjishi」の販売を記念して、関連作品の写真展を開催致します。

作品「もうひとつの連獅子」は、戦後の舞踊界で第一線を駆け抜けた一人の舞踊家の“今”に密着し、 古典的な師弟関係とは大きく違う、現代的かつユーモラスな姿をドキュメンタリー撮影したもので、2017 年に第 13 回名取洋之助写真賞(日本写真家協会)で奨励賞を受賞しました。 これに続く写真集「連師子/Renjishi」は、同じ被写体に対して、70 年以上の年月を遡り、 愛情や芸の 授受の難しさと曖昧さを表現したもので、2019 年 6 月に 68 部限定の完全手製本として刊行されまし た。

これまでストレートなドキュメンタリーを主軸としてきた楠本にとって、 様々な写真の特性(複製・ 暗喩・再現・印象誘導など)を最大限利用した初のアーティストブックの制作は、写真家として大きな 転期になりました。本展示は、この転換期を迎える直前の2作品「もうひとつの連獅子」と「貌-bow-」に着目し、楠本の製作の根源に迫るものです。楠本在廊の折には、現在製作中の新作について もお話しできるかと思いますので、皆様のご来場、ご高覧をお待ちしております。

舞踊家やまとふみこさんは、和歌山県生まれで、9 歳で著名な流派のひとつである"尾上流"に入門。14歳で名取、18 歳で弟子持ちとなった女性だ。若くして師・初代尾上菊之丞さんを亡くし、数年後に独 立。フリーランスの舞踊家として、国立大劇場等で毎年のようにソロ公演を重ねた彼女は、その輝かし い経歴を持ちながらも、突如、表舞台から姿を消すことを選択する。。。
実は彼女と初めてお会いした時、日本舞踊に疎かった僕は、「彼女たちの社会的な立ち位置」を探す自分の心の存在に気づいた。目を疑うほどのキレのある動きと美しさに感動しつつも、「知らない」=「価値が無い」という、謎の評価方法の間で揺れた。「美しき日本の伝統」という言葉に手放しで陶 酔しながら、著名かどうかでしか価値判断ができない愚かさを、人はどこで刷り込まれたのだろうか。

舞踊演目「連獅子」に登場する獅子のように、道なき道を生き、戦後の輝かしい舞踊界の第一線で舞 い続けてきた彼女は、上記の判断対象に入りきらない。そんな彼女だからこそ、既存の厳格で画一的 な伝統芸能のイメージをこえた、多くの示唆があると考えている。
​                                                                                                                                                                                                                                                                                                       楠本 涼

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